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小ネタや世界観など

オリジナル小説&漫画 「そしてふたりでワルツを」 の小ネタや世界観の紹介、勝手な考察とかを放り込んでおくところ。

相手が死んだらゲツトマ

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相手が死んだらゲツトマ

トーマス、ゲツエイがいるのに、ひとりぼっち。
心ひらけばすくなくともひとりぼっちじゃなくなるのに、自分が閉ざしてるせいでひとり。
ゲツエイのほうは受け入れる準備できてるのに、完全に無駄になってる。

それでも相手がゲツエイなので途中でこいつ心開かないしもういいやってなって離れていかないのは救いかもしれないけれど、ゲツエイは、トーマスがもし死んでしまっても「あーあ」くらいのもんで多分悲しまない。

ゲツエイはまったく悲しまないってんじゃなくて「あーあ死んじゃった」って喪失感はある。
でもそれは人間のようにずっと悲しいんじゃなくて「まあでも、しゃあないな」みたいな野生の生死感だから、人間の悲しみとは違う。

ふたりは、どうやったって感覚を共有できない。ひとりと、ひとり。

トーマスが死んだらゲツエイはきっと一人で生きていく。
ゲツエイがいなくなったらトーマスも一人で生きるだろう。

お互い忘れないけどそれは悲しみじゃなくてそれぞれ違う感情。

トーマスはその穴を他では埋められないから一人として完成してしまう。
ゲツエイはもしかしたら新しい群れを持つかもしれない。とりあえず目の前で死んだら肉を食う。
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コタロウ
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オリジナル小説&漫画
「そしてふたりでワルツを」

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