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小ネタと裏設定

オリジナル小説&漫画 「そしてふたりでワルツを」 の小ネタと裏設定ページです。

本編解説1



第一話  序奏:青薔薇のメヌエット


>そして、月の光が生み出した黒い影の。

ゲツトマの過去読んでからだと月と影の意味が分かる感じの二週目用文章。
ゲツエイを 【何か】 と形容しているところ。
あえて「人」とは呼ばないのは外伝でも。

***

>背の高い門構えと、褐色のレンガに守られた花壇。
>小さくて可愛らしい薔薇のアーチは、童話の世界から飛び出したよう。

背の高い門構え(ジュンイチ)
褐色のレンガ&花壇(マリク)
小さくて可愛らしい薔薇の以下略(カミィ)



第三話   第一楽章:ちくはぐなシンフォニー(1)



恋をして、彼は……。

前半と後半の文章変化。きっかけはどこだったでしょう。

***

>言葉遣いにも、見た目にも、節々に幼さが残る少女の全てが魅力的

「幼さが残る」
って観察結果出してるのに恋しちゃってるジュンイチもしかして、いや、もしかしなくても。どっからどうみてもロリコンなのでは。



第四話   第一楽章:ちくはぐなシンフォニー(2)



トーマスとカミィの医務室での会話。

>直接の面識はありませんが、お名前は。
>こんなに可愛らしいお嬢さんがいるとは知らなかった。
>良いモノをお持ちですね。

「モノ」はカミィを指している。

貴族のくせに傍目を憚らずぼーっと破片ひろっている扱いやすそうなやつ
かつ見た目が良い。
こりゃさぞ使えるお人形になるだろう、と思っただろう。
想像以上に愚鈍だったのが計算違い。

>あなたは仮面をつけないほうが(トーマスにとって都合が)良い

ただの道具に、仮面でうまく自分を偽装できるようなずる賢さはいらない。

***

カミィは実年齢よりかなり幼いイメージで動かしています。
それゆえ、舞踏会のシーンでは、

手当をうけているときに「ジュースのみたい」とか言い出して、そうするとトーマスがカミィのバカさ加減に気づいて「使えない」って話が終わってしまう。

という事態に陥って困った裏話

***

通常のジュンイチなら相手の同意などどうでもよく自己中に他人を使って実験するけど
カミィ相手にそれがなかったのはやっぱり恋は盲目というのか
普段の判断力や何やを見失ってしまっていたから。
告白が「してくれる?」ではなく「くれるよね?」なところに本質が垣間見えている。



第六話    ☆あとを継ぐ者



>もとより、失うものなど何もない。

恋だって、捨ててきたのだ。(外伝五参考)
セバスチャン。

***

母親ですらも
>生きものはいつか死ぬよ。足掻いても仕方のないことだ。さようなら。お母様
と声色ひとつ変えずに見送ったジュンイチ。
そんな彼が、人を生かす為に、自らの血を与えるようになる。
感慨深い。



第七話    ☆哀れ夢は現となりて、過去を苛むなり



カミィがゆったりとした丘と涼しそうな森のどちらに行くか迷って
蝶に誘われ森へ迷い込んで、薄暗い場所で心細くなって……。

この話自体が全体の暗喩。マリクとの出会いを描きながら、一話まるまる。

***

>困った顔で力なく笑う少女は、その存在自体が高級な果物のようで。

スラムではめったにおめにかかれない、幻のような存在。

>暗い場所からは逆光で眩しく、目を向けられない。

身分の違いが、うしろめたくて。

***

関係ないですが、七話では

>騎士気取りで振り回していた剣は、よく見りゃただの木の棒だ。目がさめて、その場で捨てた。

ここが一番お気に入りのフレーズです。



第八話    ☆踊る本能と花束の調べ(1)




【何か】:ゲツエイ
【小道具】:死体
【小道具の中身】:内臓
【小道具箱】:内臓がなくなった死体
【劇場】:王の寝室

***

>言い聞かせて、マリクは、逃げるように歩き去った。

誰に言い聞かせたんだろう。何から逃げたんだろう。
そういうことです。



第九話    ☆踊る本能と花束の調べ(2)



>本当はいけないことですけれど、お相手が”侯爵様”なら話は別。きっとお咎めは無いでしょう。

妖怪みたいな不気味な男が突然花束もって現れたら訝しんで当然。
だけれども、相手の地位が「侯爵」であるならば。
良い縁談をとりつけたとすれば、お咎めなぞあるはずもなし。よくすれば褒美が出るかもしれぬ。
メイドの饒舌にも気合が入る。

***
全力でジュンイチがキモい回。個人的にとてもお気に入り。
>拳を握り締めると、鮮烈に甦る。舞踏会の夜、包んだ手から伝わってきた少女の体温と、柔軟な感触。
>気分は高揚している。吐く息が、平時よりも熱い。
意訳:女の子の手めっちゃあったかくて柔らかかったなあ(興奮するなあ)
***
>距離を詰めれば詰めるほど強くなる甘い香りの原因は何であろう。
>花の香りとは、似て非なる……。
童貞が女の子に近づいて「なんかいい匂いする」というのを
詩的なオブラートで包み込んだ最高に変態感あふれる一文!!
***
>遅れて来た少女の肌は、少々汗ばんでいる。その汗の一滴すらも興味深い。
>採取して成分を、DNAを、解析したい。
もはやなにもいうまい。


第十話   ☆組み立てたパズル、外された一ピース



この回のトーマス、実は笑っている。

>その光景を目の当たりにしては、さすがに堪えきれない。
>トーマスは口元を押さえ、肩を震わせた。

みんなが勝手に「泣いているのだ」と解釈してくれる。面白くてたまらない。
笑いがこみ上げて、こらえられない。バレないように口元を隠し肩を震わせる。



第十一話  第ニ楽章:銀狼のラプソディー



>ゴミ捨て場から溢れている空き瓶を蹴飛ばした。
>瓶は思ったよりも大きく宙を舞って眩しい彼方へ消えてった。

ゴミ捨て場(スラム)
空き瓶(マリク)
眩しい彼方(執事の暮らし)
消えてった(この時はまだ見えない場所)

***

ジュンイチに「脳を提供しろ」と言われた研究員達。
ジュンイチは失恋のショックを忘れるために、記憶操作する術を求めていた。

そして実際に「トラウマを消すクスリ」を開発した(R-18BL外伝参照)が、自分では使わなかった。



第十三話   ☆亡国の王子は焼跡で



>繰り返すのか、またしても。厄災を運ぶ獣は私?

トラウマのせいで根無し草なヘルトゥ。呪われた王子。
自分がひとつところにとどまるせいで国が滅んでしまうんじゃないかって不安を抱えて、だからこその不干渉。
似た状況のこの国が違う道筋を辿ったなら、呪いは解けるのだろうか?



第十四話   ☆リインカーネーション(1)



> 痛いところを撫でて宙を見ると、月はやっぱり笑ってた。

蹴られた脇腹。
それと、心(胸)。

それが、痛むところ。



第十五話   ☆リインカーネーション(2)



階段。
積み重ねたもの。のぼってきた場所。

そこから突き落とされて。

力の前では何もかもが無価値と知る。力。力が、欲しい……!
(そしてそれは、案外すぐ近くに)

***

熟年のメイドは語る。

>お可哀想に。

何も知らずに嫁いだカミィも、辛い境遇だった幼いトーマスも。
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